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「自学力」の育成 Kouhoku High School

自学力の育成アクティブ・ラーニング

自学力の育成 アクティブ・ラーニング

■自学力とは
 自学力とは、本校の学力向上への取組みのなかで生まれた言葉で、現在は、次のように定義しています。
自学力とは
      「 問題を発見し解決するために必要な
               自ら主体的に学び続ける力   である。

■アクティブ・ラーニング
 アクティブ・ラーニングは、本校が授業力向上のため、また、自学力向上のために、最も重視する授業に対する考え方・とらえ方です。
 この言葉は、文科省の用語集や、中教審答申などに何回も登場し、何度も再定義されてきた言葉ですが、最近では、この言葉を使わずに、「主体的・対話的で深い学び」という表現が主になり、その説明として「アクティブ・ラーニングの視点」という表現が使われるようになりました。
 「主体的・対話的で深い学び」とは、つまりは「アクティブ・ラーニングの視点による学び」であり、そして、そうした学びによって培われる力が本校が育む「自学力」なのです。

 アクティブ・ラーニングの視点による授業は、特定の授業の型を示しているわけではありません。しかし、その目指すところを実現するために、ペアワークやグループワーク、発表(プレゼンテーション)やディベートなどを多用することは確かです。それは、予習や授業の中で得た知識を出力する場面の設定であり、対話の中で、気づき合い、ひらめき合う場面の設定でもあるのです。
   
★本校1年生の授業に対する感想
(生徒A)港北高校のALは知っていたが、具体的にどのようなことかは分からなかった。中学校では家庭科でグループ学習をやったが、港北高校でのALは新鮮だ。 一人で問題を解くのではなく、友人と教え合うことで理解が深まる。友人との教え合いでは、分からないことがあっても、恥ずかしいという気にはならない。
 グループワークでは、男女の隔たり無く誰とでも話せる。全くしゃべらないという人はいない。強いて言えば、女子の人数が多く、活発ではある。数学は苦手だが、数学TがAL授業でよかったし、点数も上がった。中学時代は塾に行っていたが、高校では塾には行っていない。しかし、AL授業なので、塾に行く分を補うことができていると思う。

(生徒B)港北高校のALは知っていたが、何をやっているかは知らなかった。「港北高校ではAL」と入試の面接用に覚えていた。ALで、一人で悩む時間が少なくなった。ALをやっているおかげで、ALではない授業でも、他の人に聞ける環境ができている。
 そのため、勉強の苦手意識が減ったように思う。問題について、「どう思う?」「分からないんだけど」と、友達に言える。国語でもALがある。古文で毎回ペアで読んで、スラスラ読めるようにする。
 他の高校に進学した友人は、「授業が分からない」と言っているが、港北高校に進学した自分には、そういう感覚は無い。学び合いの環境ができており、港北高校に来て良かったと思う。
※AL=アクティブ・ラーニング

■授業力向上推進重点校
 神奈川県高校改革第T期のなかで、重点目標として掲げた7つのうちのひとつの「重点目標1」では、「すべての生徒に自立する力・社会を生き抜く力を育成します」とあります。その中で、生徒一人ひとりの学力の定着と向上を図るのが、授業力向上の取組です。本校は、県教育委員会から指定された横浜北東・川崎地域唯一の授業力向上推進重点校であります。

本校の主なアクティブ・ラーニングへの取組み

■平成29年1月6日(金)
 1年間の研修を振り返り、自学力、アクティブ・ラーニングへの再認識を行う場として、校内研究発表会を視聴覚教室にて行いました。本校職員のほか、県教育委員会指導主事、キャリアガイダンス編集顧問、太尾小学校校長などにもご参加いただき、貴重な講評を得ることができました。

■平成28年12月27日(火)
 高校改革第T期の中で定められた横浜東北・川崎地域30校から延べ百名を超える参加を得て、研究指定校9校の生徒による学習成果発表会を午前に、研究指定校10校による研究発表会を午後に、本校において開催しました。また、午前のプログラムには、約1時間の手話講習の時間といたしました。その成果は、早速、その後の発表会の自己紹介の中で生かされ、講習会・二つの発表会とも、大変、有意義なものとなりました。

■平成28年8月22日(月)
 授業力向上推進研修会(公開研修会)を、本校において開催しました。
参加者は、本校職員・保護者約40名に加え、他の県立高校職員、私立学校、他県高校職員、出版社などから約50名、そのほか本校保護者、教職員を含めた総勢約90名にも上りました。

午前中は、模擬授業(講師10名のうち、5名は他校からお招きしました。)
午後は、京都大学高等教育研究開発推進センター 溝上慎一教授の講演です。

ALを目指した模擬授業(国語、地歴(公民)、数学、理科、外国語(英語)、保体)です。


溝上慎一先生講演の様子です。
 

====参加者の声====
講演について
○なぜアクティブ・ラーニングなのかは、かなり考えてきたが、今日の講演でしっかりと考えがまとまった。また、評価についても悩んでいたが、よくわかった。
○アクティブ・ラーニングの必要性が、トランジション課題の解決のためであることを再認識しました。学校全体としての取り組みの重要性も再認識しました。
○講義+AL=AL型授業ということが多くの先生にとっては新鮮なのではないかと思いました。今までALとは何かという定義付けが曖昧でしたが今日の講演でかなり理解が深まりました。
○高校段階で責任を持って、生徒を送り出さなければならないと改めて感じました。生徒の可能性を引き出して、生き生きと学ぶ姿を支える工夫をしていきたいと思いました。
○議論するためには知識が必要であり、それを議論の中でも育むことができるというお話が興味深かった。

全体を振り返って
○午前の部では、アクティブラーニング型授業の様々な方法に触れ、午後の部ではその根本的部分を学び、まさに知識の定着を活用に結びつけるすばらしい研修だったと思いました。溝上先生をはじめ、授業に関わった皆様お疲れ様でした。
○夏休みが終わるところでとてもよい刺激が得られた。単なるグループワークがALではないということがわかった。教師の役割も改めて見直し、2学期に備えていきたい。
○生徒をもっとACTIVEに自立した学習者にしたいという思いが強くなりました。問題はHOW! 模擬授業から、午後の講義からたくさんヒントをもらいました。
○教師が一番ACTIVEに授業を作っていかなければならないと思った!&もう一度教壇に戻りたいとも思いました。
○模擬授業がすばらしかった。生徒の気持ちになって受け、先生の「知」に感動した。自分の教科での授業にもたくさんのヒントを得ることができた。
○なぜかということが、しっかりしていないと人を動かすことは難しいということをより実感したが、なぜアクティブラーニング型なのかということがわかり、とてもよい時間を過ごすことができた。今日、成長したことをこれからどう生かすことができるか考えていきたい。
(end)